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シナモンが毛細血管を再生させるの?

毛細血管は身体全体に必要な栄養素、酸素を運び、不必要な老廃物を排出するといった重要な役割を担っています。しかし、人間の毛細血管は60歳までに全体の40%減少するといわれています。毛細血管が減ることで、必要な物質を各場所で得られなくなることで、加齢が進むと共に様々な病気のきっかけとなっていくことも少なくありません。

毛細血管の健康な状態とは、簡単にいうと毛細血管の壁側の細胞と内側の細胞がぴったりとくっついている状態を指します。細胞同士をぴったりとくっつけるためには、2つの物質の分泌が必要になります。それらの物質が順調に生成されていれば、毛細血管はいつまでも健康な状態でいることができるのです。

シナモンの即効性

毛細血管内の細胞をぴったりくっつける成分は「アンジオポエチン」と「Tie2(タイツー)」と呼ばれる物質です。壁側からアンジオポエチンが分泌されると、内部細胞が刺激されTie2が活性化され粘着のりのような物質を出します。これが毛細血管の壁と内部細胞をぴったりとくっつけてくれるのです。このことからも、アンジオポエチンの分泌が弱まることで毛細血管が弱くなっていくことがわかります。

アンジオポエチンは、毛細血管の壁部分から分泌されますが、毛細血管の壁は些細なことで簡単に傷がついてしまいます。この傷の原因となる物質が“活性酸素”を主な原因とする「酸化ストレス」です。人間は、酸素を吸って代謝を行い生命機能を維持していますが、この代謝の段階で必ず生まれるのが“活性酸素”です。活性酸素も悪いことばかりではなく、体内に入ってきた細菌を取り除いてくれたり、白血球に代表される免疫機能の一部として細菌を攻撃したり、代謝の中で発生し余った水素と結合し水として対外に排出するといった活動も行っています。

しかし、毒性が強い物質といった側面も持ち合わせておりその作用で毛細血管の壁を傷つけてしまうのです。毛細血管の壁が傷つくと、アンジオポエチンを分泌する機能が下がってしまいます。結果、Tie2が刺激されず壁と内部細胞をつなぐ粘着成分の分泌が減少し、壁から内部細胞がだんだんと剥がれボロボロの状態になってしまいます。

この状態を一般的に毛細血管の老化と表現しますが、血管がボロボロのため必要な栄養素や酸素が漏れてしまい身体の各所まで運べない状態ともいえます。そのため、身体全体の老化が進行するといえるのです。こういった現象を食い止めるためには、“活性酸素”の発生を抑える努力が必要ですが、その他に、アンジオポエチンを別の方法で分泌させることも効果的といえます。体内で生成されるアンジオポエチンですが、ほぼ同じ働きをしてくれる有効成分を食物から摂ることができます。

その代表格が「シナモン」です。シナモンは体内に摂り込まれるとTie2を刺激・活性化する有効成分を持っています。ストレス社会で生活する上で“活性酸素”の発生を抑えることは中々難しいといえますが、定期的にシナモンを摂取することで、毛細血管を健康に保つことができるのです。また、シナモンは体内に摂り込んでから2~3時間という短時間でその効果を発揮する、非常に優秀な食物でもあるのです。

シナモンとTie2(タイツー)活性化

「シナモン」はアンジオポエチンと同じ働きをし、Tie2を活性化することで毛細血管を修復してくれます。しかし、一度消滅してしまった毛細血管は、実は復活もしませんし修復することもできません。ここでいう「毛細血管の修復」とは、毛細血管が消滅に至らないようにTie2を上手に活性化し続けることを指します。毛細血管の壁細胞と内部細胞が剥がれることで血管はボロボロになっていきますが、ボロボロになった状態の中で栄養素が漏れ出すとその部分に炎症が起きます。

シナモンの有効成分は、その炎症を改善する働きも行ってくれます。生活習慣の乱れや、睡眠不足、ストレスなどで発生した“活性酸素”で傷つけられた毛細血管の壁細胞は、そのままの状態では確実に弱り続けてしまいます。弱り続けた結果、内部細胞が完全に剥がれ落ちてしまい毛細血管は消滅するのです。毛細血管の消滅は、一時に身体に大きな負担をかけたり強い痛みを感じるものではありませんが、徐々に進行することで身体を老化させ病気の原因を作る可能性が高い状態といえます。

特に顕著に出る部分として肌があげられます。肌のシワ、しみ、くすみなどはその部分毛細血管が年齢と共に消滅、減少していくことで十分な栄養素が行き渡らずにおこります。毛細血管の健康は、身体全体の健康につながるのです。身体に悪影響を及ぼす“活性酸素”の発生を抑えるために有効とされる、食物や方法はたくさんありますが、日々の生活の中ではそれだけでは十分な対策とはいえません。そのため、いつまでも健康で若々しくいるためには、活性酸素が発生しても負けない身体にしていく必要があるといえるでしょう。シナモンの有効成分の働きは、活性酸素で弱った毛細血管の壁の働きを補い、身体の老化防止の手助けになってくれるのです。

楽しくシナモンを摂取

日本人には、「シナモン」自体があまり馴染みのある食物ではないかもしれません。お菓子、お茶、お酒などに少し入っているのを見かける程度ではないでしょうか。実際、和食の中でシナモンを摂っていくことは少し難しいでしょう。

また、無理をして変わった方法で美味しいと感じられないシナモンの摂取はストレスとなりかねません。せっかくシナモンを摂っているのに、ストレスを感じて活性酸素が大量に発生してしまう、といった悪循環を引き起こしては意味がありません。効果的に美味しく、楽しくシナモンを摂取できるような工夫を行い、Tie2を活性化しいつまでも健康な毛細血管を維持していきましょう。