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「頭から『プチッ』と血管が切れたような音がする」と訴える方は意外と多いそうです。
場所が場所なだけに不安になってしまいますが、そのような頭からする音には、危険なものとそうではないものがあります。
どのような場合が危険なのか、あるいは危険でないのかについて見ていきたいと思います。

 

危険な場合は?

危険な場合は、ズバリ、「脳出血」や「くも膜下出血」が起きている場合です。
脳出血やくも膜下出血は、後遺症が残ることが多く、場合によっては死に至ることもある危険な病気です。
では脳出血やくも膜下出血が起きると、なぜ「プチッ」という音がするのでしょうか?
その音が、脳出血やくも膜下出血によるものかどうかを見分けることはできるのでしょうか?

そもそも「脳出血」「くも膜下出血」とは?

脳出血とは?

主に動脈硬化でもろくなった脳内部の毛細血管が、高血圧などの原因で破れて出血する病気です。
出血した血液が固まって、脳の組織を圧迫して破壊していきます。
治療法には血圧を下げる薬を飲む内服治療や、脳内の血腫を取り除く手術をする外科治療があります。
ただし、これらは既に失われてしまった脳機能を回復させるものではなく、後遺症が現れた場合にはリハビリなどで改善を目指します。

くも膜下出血とは?

頭蓋骨の内側にあるくも膜と脳の表面との間(=くも膜下)で出血が起きる病気です。
出血は、脳動脈にできた瘤(りゅう)や、脳動静脈奇形というもろい血管が破裂することによって起こります。
特に、脳動脈瘤の破裂が原因の場合には、再発作に注意が必要です。
破裂した瘤は24時間以内にもう一度出血しやすいため、まずは手術により瘤の中に血液が入るのを止める治療がなされます。
くも膜下出血そのものに対する治療は、この手術の後で行われます。
脳の血管が細くなって脳梗塞を引き起こす脳血管攣縮(のうけっかんれんしゅく)を防ぐための治療で、具体的には脳内の水分を排出させる管を置く方法などです。
脳出血の場合と同じで、一度失われてしまった脳機能の回復は難しく、後遺症が残ることも多い病気です。

脳出血やくも膜下出血の主な後遺症は以下のようなものです。
主な後遺症:失語症、言語障害、失認・失行、嚥下障害、排泄障害、片麻痺、人格変化、精神的変化など

 

なぜ「プチッ」という音がするの?

脳出血、くも膜下出血、どちらも部位は違えど、頭の血管が切れる病気であることは同じで、この血管が切れる時に頭から「プチッ」という音が聞こえると言われています。
血管が切れる音が聞こえるわけがないと否定的な意見もありますが、実際に脳出血やくも膜下出血の際に音を聞く人が多いという事実があります。
頭の血管が切れた際の振動が骨に伝わり、音として認識されるのではないかと考えられています。

「脳出血」「くも膜下出血」かどうかを見分けるポイント

「プチッ」という音が、脳出血やくも膜下出血によるものであるかは、その後体に起きる諸症状で見分けることができます。

脳出血の症状

場合によっては「プチッ」という音がした直後に意識不明になって倒れてしまうこともありますが、まずは初期症状が現れて徐々に進行していくということもあります。
主な初期症状は以下の通りです。

初期症状:歩行困難、失語、頭痛、手足の痺れや痛み、めまい、吐き気など

初期症状は軽い場合でも、そのまま放置しておくと脳内で出血が続いて、脳細胞のダメージが広範囲に広がってしまう危険性が高いです。
「プチッ」という音の後に初期症状が少しでも現れたら、早急に病院を受診しなければいけません。

くも膜下出血の症状

出血の量や部位によっては症状が軽い場合もありますが、多くの場合では、以下のような激しい症状が起こります。

症状:経験したことがないような強烈な頭痛、激しい吐き気や嘔吐、意識障害、けいれん発作など

脳出血と同じで、放置しておくうちにダメージが広がって後遺症が残る可能性が高まってしまうので、早急に受診する必要があります。

 

危険でない場合は?

脳出血やくも膜下出血の際には、「プチッ」という音がした後で様々な症状が起こりました。
これらの症状が伴わない場合には、基本的には音がしても危険ではないと考えられます。
音の原因については、はっきりとはわかっていませんが、頚椎にある関節が擦れる音ではないかという説があります。
この擦れは肩こりや首こりがある場合に起こりやすいため、ストレッチをしたり体を温めて全身の血行を良くすることで改善するそうです。
音が気になる場合には試してみて下さい。

 

頭からする「プチッ」という音についてわかりましたね。
大切なのは、音に伴う不快症状があるかどうかということです。
今回ご紹介した内容を参考に、音がした時に少しでも「普段と違うな?」と感じたら、迷わず病院を受診することが大切です。