これを読まれている、ということは何らかの肌のトラブルをお持ちでしょうか?
肌のトラブルといっても様々です。
例えば見た目と感覚に分かれます。
見た目といったら、
- ニキビ
- シミ、そばかす
- 赤み、ブツブツ
などがあります。
感覚といったら、
- かゆい
- 痛い
- ほてり
- ザラザラ、ガサガサ
などがあります。
そして、毛細血管拡張症・・・何だか漢字だけで見ると難しそうですね。
これも一言で書けば、肌トラブルから来る症状なんですね。
では、毛細血管拡張症になった場合、見た目と感覚のどれに該当するのか?
そもそも何が原因で毛細血管拡張症が起きるのか?
この点を中心に詳しく説明していきます。
毛細血管拡張症・・・実は別名がある
- 赤ら顔
- 血管腫
- 赤アザ
- 静脈瘤(りゅう)
などがあります。
「こんなに別名を紹介されても覚えられない!」
と思ったかもしれませんね。
もちろん、無理に覚える必要はありませんので大丈夫ですよ。
この中で1つだけ覚えておけばいいのは、赤ら顔ですね。
もしかしたら漢字よりも、赤ら顔の方が何となくイメージしやすいかもしれませんね。
また、症状によって、別名で挙げた症状を使い分けることもあります。
とりあえずここでは、そういう別名がある、関連した症状なんだな、と覚えておけば大丈夫です。
毛細血管拡張症が発症する部位は?
それは顔で主に、
- ほお
- 鼻
の部分に症状が現れます。
毛細血管拡張症を別名、赤ら顔と呼ぶ理由もお分かりになったかもしれませんね。
なぜ顔に現れるの?
これには理由があり、毛細血管があるからなんですね。
もちろん顔以外にも、縦横無尽に毛細血管が走っています。
もう少し詳しく説明すると、顔の皮膚は他の部位に比べて薄いからです。
特に、ほおの内側は口の中になるため、筋肉のある腕や足と比べ薄いんですね。
そして、薄いのに相まって毛細血管も、肌の表面近くに集中しています。
つまり、
- 顔は肌が薄い
- 毛細血管が肌の表面に近い
といった理由から、毛細血管拡張症が表れやすい、ということです。
毛細血管拡張症の原因は?
きっと、このように思われたかもしれませんね。
原因を簡単に書けば、肌の刺激やトラブル、防衛本能によって毛細血管拡張症が現れます。
特に顔の肌は非常に薄いうえ、毛細血管は非常にデリケート。
ちょっとした刺激や変化で傷がついてしまいます。
また、顔は他の部位と違って、服のように覆うものがないため、肌のトラブルが起きやすいんですね。
では、肌の刺激やトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか?
意外かもしれませんが、顔の洗いすぎ、手入れのし過ぎが原因にもなります。
顔の肌は薄く、洗顔などでゴシゴシと洗うと、肌の表面が削れてしまいます。
そして、肌表面近くの毛細血管に刺激が加わり、結果として血管が破れてしまいます。
血管が敗れると、その周辺に血溜まりができて、それがたくさんできて、赤ら顔になってしまうんですね。
また、ニキビが顔にできやすい人も要注意です。
赤ニキビができて腫れている状態というのは、雑菌に感染している証拠です。
肌が赤い、ということはそこにたくさんの血液が流れます。
肌トラブルによって、ニキビが次から次へと発症して治らないと、顔中毛細血管だらけとなり、症状を引き起こします。
そのような刺激やトラブルが立て続けに起きると、顔の皮膚もマズイ!と思って防衛本能が働きます。
その防衛本能が何かといったら・・・シミ。
そして色素沈着して改善するまで時間がかかってしまう、というわけです。
寒い地域に住んでいると発症しやすい?
実はこれも毛細血管拡張症が引き起こしている可能性が高いです。
冷たい外気にさらされ、その後急に温かい部屋に入り、一気に血液が顔の毛細血管に流れます。
防衛本能と血流の流れの2つが相まって、毛細血管拡張症が起きるんですね。
顔が赤くなってしまう=毛細血管拡張症なの?
ここまで読むと、そのような不安を感じた方がいるかもしれませんね。
でも、正常な体の反応によって、顔が赤みを帯びることもあります。
例えば、
- お風呂上がりや暑いところにいる場合
- 温かい食べ物、刺激物を食べた場合
- 運動したあと
- 飲酒
- 恥ずかしい思いをした
などで一時的に赤くなることは問題ありません。
ただし、
・赤みを帯びているところを触るとピリピリと痛む
・ニキビなどの肌トラブルが起きている
といった場合、毛細血管拡張症の可能性が高いです。
「自分は毛細血管拡張症なのかどうかわからない」
「少しでも早くこの辛さから解消されたい!」
と思ったら病院の皮膚科に行きましょう。
毛細血管拡張症は、改善するまで時間がかかってしまうこともあります。
そのため、皮膚科で診てもらい原因を追求して、改善に向かって治療を行うのがベストな選択肢ですね。
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