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自分でも気がつかないうちに、指や手のひらに紫色のあざができていたという経験はないでしょうか?
そもそもあざとは、毛細血管が切れて、内出血している状態です。
では、なぜ毛細血管は切れてしまったのでしょうか?
毛細血管が切れることへの対処法はあるのでしょうか?

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指や手のひらの毛細血管が切れる原因と対処法

原因は大きく3つに分類することができます。
それぞれの特徴と対処法について見ていきましょう。

原因1.物理的衝撃:

指や手のひらに何らかの物理的衝撃が加わって、打撲・突き指・骨折などが起こると、毛細血管が切れて内出血します。
特に覚えがないという場合でも、他のことに集中している時や眠っている間など、無意識のうちにどこかにぶつけていることがあります。
このケースでできたあざは、痛みや腫れを伴うことが多いのが特徴です。

対処法:

あざ自体はそのまま放置しておいても1~2週間ほどで引いていくことがほとんどです。
しかし、手は人目に触れやすい場所なので、できるだけ早く治したいものです。
以下の方法で対処すると、長引かず早めに治ることがわかっています。

  • ①まずは冷やす

内出血により炎症が起きている部分は、熱を帯びて腫れています。
そのため、まずは患部を冷やして炎症を抑えることが重要です。
なるべく早く冷やすことが肝心なので、遅くとも24時間以内には冷やすようにしましょう。
ただし、患部に直接氷を当ててしまうと皮膚にダメージを与えてしまうので、氷水や冷却パックをタオルやガーゼなどで包んだ物を使うと良いでしょう。

  • ②腫れが引いたら温める

冷やすことで腫れが治まってきたら、次は逆に温めます。
温めることで血行が促進されると、治癒に必要な栄養が運ばれやすくなって、治りが早くなります。
温湿布や温めたタオルを患部に当てたり、ゆっくり入浴するなどの方法で血行を良くするように心がけましょう。

  • ③治らない場合には病院へ

①、②の方法を試しても、1週間以上痛みが続いたり、腫れが引かない場合には、骨折をしている可能性があります。
放置すると後遺症が残る危険性もあるので、早急に病院を受診して、骨折の治療をしましょう。

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原因.毛細血管の弱さ:

毛細血管が弱いと、少しの負荷がかかっただけでも、内出血してあざができやすくなります。
指や手のひらは、物に触れる機会が多い場所なので、特にあざになりやすいです。
毛細血管が弱くなる原因は様々ですが、代表的なものは以下の3つです。

  • ①加齢

年齢を重ねるとともに、毛細血管を支える細胞壁がもろくなって、切れやすくなります。

  • ②運動不足

運動不足になると、体が「栄養が必要ないんだな」と判断して、栄養を運ぶ血流が悪くなります。
その結果、使われない弱い毛細血管が増えてしまいます。

  • ③ストレス

過度なストレスがかかると、体内に活性酸素という物質が増加します。
活性酸素は酸化LDLという物質をつくり、この酸化LDLが毛細血管の壁を傷つけ弱くしてしまいます。

対処法:

毛細血管は強くすることができます。代表的な方法は以下の3つです。

  • ①活性酸素を除去する食べ物を摂る

食べ物に含まれる栄養成分の中には、毛細血管を傷つける活性酸素を除去してくれるものがあります。代表的な栄養成分と食品は以下の通りです。これらを積極的に摂るようにしましょう。

  • ビタミンC(赤ピーマン、トマト、のりなど)
  • ビタミンE(アーモンド、いくら、青魚など)
  • カロテノイド(ほうれん草、にんじん、マンゴーなど)
  • ポリフェノール(ブルーベリー、緑茶、コーヒーなど)
  • アリシン(玉ねぎ、にんにく、長ねぎ)
  • オレイン酸(アーモンド、豚肉、牛肉)
  • 大豆タンパク(納豆、きな粉、豆腐など)
  • ②有酸素運動をする

運動をすることで、血流を良くしたり不必要な中性脂肪を燃焼して、毛細血管を強くすることができます。
特におすすめなのは、ジョギング、ウォーキング、水泳などの有酸素運動です。
これらを継続的に、少しきついなと感じるくらい行うと、毛細血管を強くする効果が得られると言われています。

  • ③サプリや漢方薬を利用する

手っ取り早く毛細血管を強くしたい方におすすめの方法です。
代表的な毛細血管を強くするサプリと漢方薬は以下の通りです。
この中から自分に合うものを継続して摂るようにしましょう。

〈サプリ〉

  • DHA&EPA
  • ビタミンP
  • ブドウ種子エキス
  • コラーゲン

〈漢方薬〉

  • イチョウ葉
  • 桂皮
  • 芍薬

 

原因3.病気:

指や手のひらにできたあざが、なかなか消えなかったり範囲がどんどん広がる場合には、以下の病気に罹っている可能性も考えられます。

紫斑病

紫斑病とは、何らかの原因により、毛細血管が切れて出血しやすくなる、あるいは一度出血すると血が止まりにくくなる病気の総称です。
大きく分けると血管性紫斑病と血小板減少性紫斑病の2種類があり、体にあざができたり、場合によっては間接痛、腹部痛、むくみ、鼻血、血便などが見られることもあります。

対処法:

紫斑病は種類によっては、放置しておくと合併症を引き起こすなど深刻な状態になることもあります。
あざが増えたり、あざ以外にも体の異常を感じる時には、皮膚科や内科の受診をおすすめします。

白血病や血友病

白血病と血友病は、どちらも血液が固まりにくく、出血が止まりにくくなる病気です。
指や手のひらだけでなく体の様々な部位で出血や内出血がみられたり、だるさや疲れやすさを感じる、風邪をひきやすい、リンパ節が腫れるなどの症状が現れます。

対処法:

場合によっては死に至ることもある病気です。
あざが広がったり、上で紹介した症状がみられる場合には、早急に病院を受診する必要があります。

 

指や手のひらの毛細血管が切れる原因と対処法です。
気づかないうちにできているあざは、体の異常を知らせるサインの可能性もあります。
心配しすぎることはありませんが、ご紹介した内容を参考に、少しでも変かな?と感じる時には、念のため病院を受診することをおすすめします。毛細血管は復活&再生&強くできる! 方法はこちらです!